昔流行った高金利通貨投資
今日は高金利通貨を買ってスワップを儲けるというスワップ派が、今どこに行ってしまったのかということについてお話をしようと思います。
2023年より何年も前、南アフリカランドやトルコリラのような高金利通貨を買ってスワップ金利を儲けようというスワップ派と呼ばれる人たちがたくさんいました。
高金利通貨暴落時に大量の資金で、たんまりとナンピン買いをして儲けた人たちがいるというのも事実です。
しかし、それはスワップ金利で儲けたというよりは反発のタイミングで上がったところを上手く売り抜けたから儲かったということになります。
長期投資の結果
では、ポジションを何年も持ち続けた人達はどうなったのでしょう。
トルコリラ/日本円(TRY/JPY)のチャートを見てみましょう。

かつて、TRYJPYは2008年には90円台でした。
2023年1月現在は7円です。
この長い期間の間でトレンドはずっと右肩下がりでした。
ではこの状況で買いに走るということはどういうことなのか。
つまり大きなトレンドに対して逆張りを張ったわけです。
さて、もし高金利通貨買いのポジションを何年も見ずに放置していた口座を、あなたが持っていたとしましょう。
「放置すればスワップ金利がたんまり付いているに違いない!」と楽しみにして
レートが10分の1以下になった。
口座資金の90%を失い、下落を補うはずのスワップ金利も小さくなったであろう・・・・
何年もそのまま忘れていた、あなたの口座は本当に、本当に無事なのでしょうか。
普通は、放置せずにプラスになったところで決済するのが正しいのですが。
結果論ですが、スワップ派の多くは大失敗に終わってしまいました。
本来FXのトレードは
売買で為替差益を得るものです。
しかし、それはとても難しいので、FXトレードで勝つための方法をみんな探しているわけです。