関数とプロシージャ・カスタム関数の作成と利用

MQL4では、特定のタスクを繰り返し行う際に再利用可能なカスタム関数を自分で作成することができます。これにより、コードの重複を減らし、プログラムの構造を整理し、可読性を向上させることが可能となります。

カスタム関数は、以下の構文で定義されます。

型名 関数名(引数1の型 引数1の名前, 引数2の型 引数2の名前, ...) {
    // 関数の処理
    return 値; // 戻り値がある場合
}

例えば、2つの数値の最大値を返すカスタム関数は、以下のように定義されます。

double max(double x, double y) {
    if (x > y) {
        return x;
    } else {
        return y;
    }
}

この関数は、2つのdouble型の引数を取り、そのうちの大きい方を返します。この関数を使用すると、以下のように2つの数値の最大値を簡単に取得することができます。

double a = 10.0;
double b = 20.0;
double maximum = max(a, b);

この例のように、カスタム関数は一般的なタスクを独立した単位に抽象化することで、コードの構造と可読性を大幅に向上させます。また、関数は引数を取り、特定の処理結果を戻り値として返すことができるため、プログラムの中で繰り返し使用することができます。

カスタム関数を理解し、正しく使用することで、あなたのMQL4プログラムはより強力で、可読性と再利用性が高まります。