関数とプロシージャ・組み込み関数

MQL4では、一部の操作を簡単に行うための「組み込み関数」が提供されています。これらの関数は、プログラムの中で何度でも使用することができ、特定のタスクを効率的に実行するための便利なツールです。

以下に、MQL4の組み込み関数の一部を示します:

1. OrderSend(): この関数は、新たな取引指示をブローカーに送信します。この関数の引数には、通貨ペア、注文タイプ、価格、スリッページ、ストップロス、テイクプロフィット、コメント、Magic Number、有効期限などが含まれます。

2. OrderClose(): この関数は、開いている取引をクローズします。この関数の引数には、注文のチケット番号、クローズするロット数、クローズ時の価格、許容スリッページなどが含まれます。

3. iMA(): この関数は、移動平均線(MA)を計算します。この関数の引数には、通貨ペア、タイムフレーム、期間、移動平均タイプなどが含まれます。

4. iRSI(): この関数は、相対力指数(RSI)を計算します。この関数の引数には、通貨ペア、タイムフレーム、期間などが含まれます。

5. Print(): この関数は、引数として与えられた情報をログに出力します。これはデバッグや通知のために非常に有用です。

これらの組み込み関数を理解し、正しく使用することで、より高度なロジックを自分のプログラムに実装することができます。また、それぞれの関数は特定の戻り値を持ち、それらはプログラムの中でさらに使用することが可能です。

MQL4の組み込み関数は非常に多岐にわたるため、ここに挙げたものは一部に過ぎません。MQL4のドキュメンテーションを参照することで、さらに多くの関数とその使用法を学ぶことができます。