MQL4基礎・データ型

プログラミング言語とは、数値、文字、日付など、さまざまな種類のデータを操作するためのツールです。そしてそのために、データ型という概念が重要になります。データ型は、プログラムがどのようにデータを扱い、保存し、操作するかを定義します。MQL4でも、データ型は基本的な構造を形成し、MQL4の理解と使用にとって不可欠です。

MQL4では、以下の基本的なデータ型が提供されています:

1. 整数型(int): 整数型の変数は整数を保持するために使用されます。例: int number = 10;

2. 実数型(double): 実数型の変数は小数点を含む数値を保持するために使用されます。例: double number = 10.5;

3. 文字列型(string): 文字列型の変数は文字列(テキスト)を保持するために使用されます。例: string greeting = “Hello, world!”;

4. ブール型(bool): ブール型の変数は真または偽(trueまたはfalse)の論理値を保持するために使用されます。例: bool isRaining = false;

5. 日付と時間型(datetime): datetime型の変数は日付と時間の値を保持するために使用されます。例: datetime now = TimeCurrent();

これらの基本的なデータ型を使用して、MQL4プログラム内で必要なほとんどのデータを格納し、操作することができます。

なお、これらの基本データ型に加えて、MQL4では、ユーザー定義のデータ型や配列などの高度なデータ型も提供しています。これらの詳細については、後のセクションで詳しく説明します。

データ型を理解することは、あなたがMQL4を使用して自己完結型のプログラムを書くための第一歩です。それぞれのデータ型がどのように動作し、それらがどのように互いに関連しているかを理解することで、あなたのコードはより強力で柔軟性のあるものになります。