MQL4基礎・制御構造(ループ、条件分岐など)

プログラミング言語の強力な側面の一つは、同じコードを何度も実行したり(ループ)、特定の条件下で異なるコードを実行したり(条件分岐)する能力です。MQL4でも、これらの制御構造が提供されており、これらを使用してコードの流れを制御することが可能です。

1. ループ: MQL4には、特定のコードブロックを何度も実行するための3種類のループがあります。

  • forループ:指定された回数だけコードを実行します。例えば、以下のコードは0から9までの数字を表示します。
for(int i=0; i<10; i++){
    Print(i);
}

whileループ:指定された条件が真である限りコードを実行します。例えば、以下のコードはiの値が10より小さい間、iの値を表示します。

int i = 0;
while(i<10){
    Print(i);
    i++;
}
  • do-whileループ:whileループと同様ですが、最初の評価が行われる前にコードが少なくとも一度実行されます。

2. 条件分岐: MQL4には、特定の条件に基づいて異なるコードを実行するための条件分岐があります。

  • if文:指定された条件が真である場合にのみ、コードを実行します。例えば、以下のコードはiの値が10以上である場合にのみ、”i is 10 or more”を表示します。
int i = 15;
if(i>=10){
    Print("i is 10 or more");
}
  • if-else文:if文と同様ですが、条件が偽の場合に実行するコードも指定できます。
  • switch文:一連の異なる値または条件に基づいて、どのコードブロックを実行するかを決定します。

これらの制御構造を使用することで、あなたのMQL4プログラムはより強力で柔軟性のあるものになります。適切な制御構造を使用してコードの流れを制御することで、コードの可読性とメンテナンス性も向上します。